バレエ教師の自粛生活2

皆さん、こんにちは。今日は大荒れの天気です。コロナウィルスも感染が拡大する一方で未来に不安が広がります。

私は自粛生活が始まって体温測定と共に毎日日記をつけています。そして頑張っている自分の一日を振り返り褒めてあげます(笑)朝は10分程度のヨガから始まり、コーヒーを飲みながら1日の計画を立てます。バレエ教授法のお勉強をして、英語の勉強をして、合間に家事をして、バーレッスンもします。録画しておいた映画も見ます。バレエは観ません!ジブリ映画やディズニーの実写版です。いつかバレエの舞台でもみんなが楽しめる壮大な作品を造ってみたいと夢見ながら。。。早くみんなに会いたいです!

ところで皆さん、ZOOMを使ったオンラインレッスン興味ありますか? お世話になっている方からご提案いただき、挑戦してみようかなと思っているのですが、使い方理解する前に自粛生活が終わってしまうかしら(笑)とりあえず、高等科でテストしてみます。

写真は愛猫のアレクシスとみんなを励まそうと用意したコロナ対策ネコ饅頭です!渡せず自粛になってしまいましたが(泣)

Zoom無事成功したら、ご報告します。

 

 

バレエ教師の自粛生活1

皆様、お久しぶりです。忙しさを理由にブログの更新もできずにいましたが、自粛生活のおかげで時間ができましたので、ちょこちょこと思いを綴っていきたいと思います。

大変な世の中となりましたが、次の時代を作る若い世代には、しっかりと現実を勉強してもらい、次に何が起きてもおかしくない世の中でどのように生きていくべきなのか考えてもらえたらと思います。

さてと、今日は皆さんにいつか伝えたいと思っていたことを書いてみます。前々回の発表会で私は舞台を引退宣言したのですが、前回の発表会で再び踊りました。「瀕死の白鳥」でどうしても伝えたいメッセージがあったからです。

バレエの瀕死の白鳥は皆さんご存じの通り、フフランスの作曲家サン・サーンスの動物の謝肉祭からの白鳥の曲を使って踊ります。本当に美しいメロディーですよね。謝肉祭とはもともと日頃は言えない悪口などを仮面をかぶることで自分の素性を知られないようにしながら言い合うお祭りなんです。サンサーンスも皮肉屋で知られていますが、自分の知っている音楽家たちを動物に例えて皮肉ったのがこの作品なんです。とくに最後の3曲、ピアニスト、化石、白鳥と続くところはなかなか面白いです。ピアニストの曲を聴いてみてください。まさに練習曲!なんの感情表現も感性もいらないルーティーンワーク。皆さんに例えるなら基本きっちりのバーレッスン、体作りのためのトレーニング、ちまたにあふれている脚上げや驚異的なピルエットの動画。まじめにこれらをすることはバレエを踊るための基礎を作り上げるためには確かに必要です。しかしロボットのようにそれを続けた結果、人々は化石となり、最後は誰も存在しない静かな美しい湖面を優雅に白鳥が泳ぐ姿を曲に表現し、本当の芸術のみが残るということが言いたかったのだろうとされています。

話は戻りますが、美しく高く脚が上がることや、たくさんピルエットを回ることはある見方からすれば芸術でしょう。ですが、そのような要素がなくても、私は作品がその人の人生そのもので表現されれば、伝えたいメッセージをもって表現すれば、見ている方々に確かにそれは伝わっていくものと信じました。人生をかけて得てきたものを生徒たちにプレゼントしたかったのです。

その後数名の方々からとても嬉しいメッセージを頂きました。私の伝えたかったことを、確かに受け止めてくださった方々がいらしたことは、最高の喜びでありました。

また踊られますか? と尋ねられました。

必要な時は必然的に…

今日はこの辺で失礼します。

 

 

 

 

 

コロナウィルス感染拡大防止について

この春、バレエを始めてみたい!とお考えいただいていた皆様、お問い合わせありがとうございます。

只今ヨーコバレエアカデミーでは、コロナウイルス感染拡大防止のためレッスンを一時休校とさせていただいております。(4月12日~5月6日まで)

この間、お問い合わせにお返事をすることは可能ですが、新規入会受付は、5月以降を予定しております。ご理解いただけますようお願い申し上げます。

誕生日

あんなに暑かった夏が嘘のように過ぎ去り、金木犀の香りも微かに、暦の上では冬を迎えてしまいました。
先日、誕生日を迎え、私の人生は秋へと突入いたしました。毎年、生徒たちがサプライズでお祝いしてくれ、温かい気持ちにさせてくれます。この時だけは、”いつも怒ってばかりでごめんよ”と思うのです。

さて、これからどのようにバレエと向き合っていくか。こだわりは捨てずに時代の流れにも少しは耳を傾けて、忍耐強く続けていきますか。ここまで来てやっといかに時間が大切なものか強く感じるようになり、
あまり振り返ることをしない性分ではありますが、華やかに、好きなことを常に優先させて走り続けた時間は十分だったはずなのに、もっと何かをする時間があったかもと、少し後悔があったりします。欲張りですね。体力、気力が落ちた分、最近は落ち着いたように感じますが、性格は変わらないでしょうね。ただ1日、1日を丁寧に生きようと思います。

スタジオでは、来年のアセスメントに向けてリハーサルが始まりました。基本は積み重ねでしかありませんから、舞台のリハーサルは音楽を感じたり、役を演じる事に重点を置いて指導していこうと思っています。
寒さで体調を崩されている方が多くなりました。皆さまどうぞお気をつけてお過ごし下さいませ。

2019バレエフェスティバルを終えて

2019年バレエフェスティバル、沢山の方々に支えられて無事終えることができました。ありがとうございます。

季節は少しずつ秋の訪れを感じるようになり、生徒さん達はすでに次の目標に向かってスタートしました。
本当にバレエは美しく、華やかで、例え短い時間の中でもそれぞれの人生を、ドラマ化した様な踊りを披露する、贅沢な空間を作り出すことができる。ましては日頃、長い時間、それこそ10年、20年と成長を見続けている教師にとっては、舞台袖の緊張感から、スイッチを入れて笑顔でステージに飛び出していく様は毎回感動で、泣けてしまいます。そして今、大人になって一人で舞台に立つあの子はちょっと前までスキップぐらいしかできないほんの5歳か6歳の少女だった。私は彼女達にバレエを教えているつもりでいたけど、バレエを教わっていたのは私自身だったのかもしれない。

いつかは何らかの形で離れていく彼女達、
別れの時はいつだって辛い。涙をこらえながらまた笑顔でスキップする可愛い子達を繰り返し受け入れていく。いったいこれをいくつまで続けていけるのだろうか。なんて考えてしまう事もしばしば。
いつでも受けいれる準備ができている子供達に全力で教えてあげる事ができないのであれば、私はここにいる意味がなくなるのだろう。だからこそ一生勉強ですな。

秋の体験レッスンのお知らせ

秋からバレエを始めて見ませんか?

9月は新規体験レッスンを受け付けおります。

対象クラスはシニアクラス、マダムクラス、バレリーナヨガクラス、幼児クラス(未就学児)です。

クラスの曜日、時間はレッスンスケジュールにてご確認ください。ご希望の方はホームページのお問い合わせから、お申込みください。

第13回バレエフェスティバルのお知らせ

第13回 ヨーコバレエアカデミー バレエフェスティバルのお知らせです!

☆日にち    2019年8月4日(日)

☆場所        日立市民会館

☆時間         開場 13:00   開演 13:30 (入場無料)

☆プログラム     ガラコンサート3部構成

☆ゲストアーティスト

Martin Buczko (インターナショナルゲストアーティスト.  振付家)

Kevin Pouzou (スイス チューリッヒバレエ団 ソリスト)

Alexei Orlenco(ドイツ ベルリン国立バレエ団 ソリスト)

ただ今本番に向けて、生徒一同頑張っております!

皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

 

近況報告

随分とブログ更新していませんでした!
読んでいただいている方、ごめんなさい。
まずは嬉しい報告から。
薫ちゃんが、西の東大と言われるほど難関の宝塚音楽学校に合格致しました!
3回目の受験でしたが、回を増すごとに努力は相当なもので、それに対するご両親のサポートには頭が下がる思いです。これからが更に大変かと思いますが、バレエ、ジャズ、お歌にピアノに日舞と日々頑張っているようです。これからも影ながら見守り応援していきたいと思います!
はい、そして今ヨーコバレエでは8月の発表会に向けて準備を進めております!
また素晴らしいゲストを招いて華やかに開催したいと思っておりますので、どうぞお楽しみに! 詳細はお知らせにて告知致します。

春の体験レッスンのお知らせ

春の体験レッスンのお知らせです。

3歳児から小学1年生までのバレエを習ってみたいお子様達のための体験レッスンを下記の通りに行います。各クラス8名までですのでお早めにお申込みください。お申込みはメールにて受け付けております。なお、その他の学年のクラスは満員の為、今回募集はありません。大人の方のクラスは随時体験レッスン募集中です。

1回目      4月18日(木)   16:00〜16:45 (8名)

2回目     4月20日(土)    16:00〜16:45 (8名)

髪はまとめて、運動しやすい服装と滑りにくい靴下をご用意ください。

お待ちしております!

集中力が生み出すもの

皆さま、だいぶ遅れましたが、本年もどうぞよろしくお願い致します。
先日、インフルエンザが猛威を振るう中、アセスメントが無事終わり、ホッとして気が抜けています。わたし自身も何となく体調が良くなく、引き続き警戒中です。
という事で今日は自己コントロール能力について語りたいと思います。
思い起こせば、私がバレエのレッスンをまじめに続けてこれた理由の一つですが、体調が悪くても、悩み事がありモヤモヤしていても、レッスンをするとすっかり元気になるからです。
レッスンでは注意を払うべき事がたくさんあり、その事だけに集中していて、余計な雑念が入ってくる事はまずありません。
お陰でバレエ以外でもすべき事は短時間で集中して出来るようになりました。気が散る事はすべきではない(向いていない)と判断することも早かったので、割と自由に生きてこられたのではないかと思ってます。その反面、気分が乗らないものは後回しにすることも多々あり、自分を責める事もたびたび。今必要な事をすぐにするか、理由をつけて逃げ続けるか、年齢を重ねた今はその理由がますます多くなり大変です。

少し外れましたが、生徒さんたちを観察していると、この集中力の違いは実力に大きな差を生み出している事に気づきます。
深く呼吸をしながらの瞑想がとても心と体に良い影響を及ぼす事は世間でたびたび話題になっていますが、バレエのレッスンもそれに似ています。ですから、集中力を継続させるために説明の仕方や注意のタイミングにはとても気を遣います。言葉の選択も褒めるにしても叱るにしても、良い影響が残るように工夫しなくてはなりません。生徒たちには集中する厳しい時間とリラックスできる楽しい時間を良い配分で提供できるようにしないとならないので気が抜けません。そのようにして集中力を鍛えていくと、同時に自己コントロール能力も向上していき、自身にプレッシャーをかけるだけでは物事が上手く進まないことも理解していくのです。まあ簡単に言えば、それだけ夢中になるものに出会える事は人生において幸せの根本となりえるという事ですね。

今日のお写真はお教室の入り口の鉢植えです。これ実は卒業生のお母様がいつも季節毎にこそっと持ち帰り植え直してこそっと置いていってくれるのです。嬉しい事です。いつもレッスン前にそのお母様のお顔を思い浮かべながら、幸せな気持ちになります。皆さんの暖かい思いでヨーコバレエは成り立っていると感謝の気持ちで一年をスタートさせたいと思います。