誕生日

あんなに暑かった夏が嘘のように過ぎ去り、金木犀の香りも微かに、暦の上では冬を迎えてしまいました。
先日、誕生日を迎え、私の人生は秋へと突入いたしました。毎年、生徒たちがサプライズでお祝いしてくれ、温かい気持ちにさせてくれます。この時だけは、”いつも怒ってばかりでごめんよ”と思うのです。

さて、これからどのようにバレエと向き合っていくか。こだわりは捨てずに時代の流れにも少しは耳を傾けて、忍耐強く続けていきますか。ここまで来てやっといかに時間が大切なものか強く感じるようになり、
あまり振り返ることをしない性分ではありますが、華やかに、好きなことを常に優先させて走り続けた時間は十分だったはずなのに、もっと何かをする時間があったかもと、少し後悔があったりします。欲張りですね。体力、気力が落ちた分、最近は落ち着いたように感じますが、性格は変わらないでしょうね。ただ1日、1日を丁寧に生きようと思います。

スタジオでは、来年のアセスメントに向けてリハーサルが始まりました。基本は積み重ねでしかありませんから、舞台のリハーサルは音楽を感じたり、役を演じる事に重点を置いて指導していこうと思っています。
寒さで体調を崩されている方が多くなりました。皆さまどうぞお気をつけてお過ごし下さいませ。

2019バレエフェスティバルを終えて

2019年バレエフェスティバル、沢山の方々に支えられて無事終えることができました。ありがとうございます。

季節は少しずつ秋の訪れを感じるようになり、生徒さん達はすでに次の目標に向かってスタートしました。
本当にバレエは美しく、華やかで、例え短い時間の中でもそれぞれの人生を、ドラマ化した様な踊りを披露する、贅沢な空間を作り出すことができる。ましては日頃、長い時間、それこそ10年、20年と成長を見続けている教師にとっては、舞台袖の緊張感から、スイッチを入れて笑顔でステージに飛び出していく様は毎回感動で、泣けてしまいます。そして今、大人になって一人で舞台に立つあの子はちょっと前までスキップぐらいしかできないほんの5歳か6歳の少女だった。私は彼女達にバレエを教えているつもりでいたけど、バレエを教わっていたのは私自身だったのかもしれない。

いつかは何らかの形で離れていく彼女達、
別れの時はいつだって辛い。涙をこらえながらまた笑顔でスキップする可愛い子達を繰り返し受け入れていく。いったいこれをいくつまで続けていけるのだろうか。なんて考えてしまう事もしばしば。
いつでも受けいれる準備ができている子供達に全力で教えてあげる事ができないのであれば、私はここにいる意味がなくなるのだろう。だからこそ一生勉強ですな。

秋の体験レッスンのお知らせ

秋からバレエを始めて見ませんか?

9月は新規体験レッスンを受け付けおります。

対象クラスはシニアクラス、マダムクラス、バレリーナヨガクラス、幼児クラス(未就学児)です。

クラスの曜日、時間はレッスンスケジュールにてご確認ください。ご希望の方はホームページのお問い合わせから、お申込みください。

第13回バレエフェスティバルのお知らせ

第13回 ヨーコバレエアカデミー バレエフェスティバルのお知らせです!

☆日にち    2019年8月4日(日)

☆場所        日立市民会館

☆時間         開場 13:00   開演 13:30 (入場無料)

☆プログラム     ガラコンサート3部構成

☆ゲストアーティスト

Martin Buczko (インターナショナルゲストアーティスト.  振付家)

Kevin Pouzou (スイス チューリッヒバレエ団 ソリスト)

Alexei Orlenco(ドイツ ベルリン国立バレエ団 ソリスト)

ただ今本番に向けて、生徒一同頑張っております!

皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

 

近況報告

随分とブログ更新していませんでした!
読んでいただいている方、ごめんなさい。
まずは嬉しい報告から。
薫ちゃんが、西の東大と言われるほど難関の宝塚音楽学校に合格致しました!
3回目の受験でしたが、回を増すごとに努力は相当なもので、それに対するご両親のサポートには頭が下がる思いです。これからが更に大変かと思いますが、バレエ、ジャズ、お歌にピアノに日舞と日々頑張っているようです。これからも影ながら見守り応援していきたいと思います!
はい、そして今ヨーコバレエでは8月の発表会に向けて準備を進めております!
また素晴らしいゲストを招いて華やかに開催したいと思っておりますので、どうぞお楽しみに! 詳細はお知らせにて告知致します。

春の体験レッスンのお知らせ

春の体験レッスンのお知らせです。

3歳児から小学1年生までのバレエを習ってみたいお子様達のための体験レッスンを下記の通りに行います。各クラス8名までですのでお早めにお申込みください。お申込みはメールにて受け付けております。なお、その他の学年のクラスは満員の為、今回募集はありません。大人の方のクラスは随時体験レッスン募集中です。

1回目      4月18日(木)   16:00〜16:45 (8名)

2回目     4月20日(土)    16:00〜16:45 (8名)

髪はまとめて、運動しやすい服装と滑りにくい靴下をご用意ください。

お待ちしております!

集中力が生み出すもの

皆さま、だいぶ遅れましたが、本年もどうぞよろしくお願い致します。
先日、インフルエンザが猛威を振るう中、アセスメントが無事終わり、ホッとして気が抜けています。わたし自身も何となく体調が良くなく、引き続き警戒中です。
という事で今日は自己コントロール能力について語りたいと思います。
思い起こせば、私がバレエのレッスンをまじめに続けてこれた理由の一つですが、体調が悪くても、悩み事がありモヤモヤしていても、レッスンをするとすっかり元気になるからです。
レッスンでは注意を払うべき事がたくさんあり、その事だけに集中していて、余計な雑念が入ってくる事はまずありません。
お陰でバレエ以外でもすべき事は短時間で集中して出来るようになりました。気が散る事はすべきではない(向いていない)と判断することも早かったので、割と自由に生きてこられたのではないかと思ってます。その反面、気分が乗らないものは後回しにすることも多々あり、自分を責める事もたびたび。今必要な事をすぐにするか、理由をつけて逃げ続けるか、年齢を重ねた今はその理由がますます多くなり大変です。

少し外れましたが、生徒さんたちを観察していると、この集中力の違いは実力に大きな差を生み出している事に気づきます。
深く呼吸をしながらの瞑想がとても心と体に良い影響を及ぼす事は世間でたびたび話題になっていますが、バレエのレッスンもそれに似ています。ですから、集中力を継続させるために説明の仕方や注意のタイミングにはとても気を遣います。言葉の選択も褒めるにしても叱るにしても、良い影響が残るように工夫しなくてはなりません。生徒たちには集中する厳しい時間とリラックスできる楽しい時間を良い配分で提供できるようにしないとならないので気が抜けません。そのようにして集中力を鍛えていくと、同時に自己コントロール能力も向上していき、自身にプレッシャーをかけるだけでは物事が上手く進まないことも理解していくのです。まあ簡単に言えば、それだけ夢中になるものに出会える事は人生において幸せの根本となりえるという事ですね。

今日のお写真はお教室の入り口の鉢植えです。これ実は卒業生のお母様がいつも季節毎にこそっと持ち帰り植え直してこそっと置いていってくれるのです。嬉しい事です。いつもレッスン前にそのお母様のお顔を思い浮かべながら、幸せな気持ちになります。皆さんの暖かい思いでヨーコバレエは成り立っていると感謝の気持ちで一年をスタートさせたいと思います。

一年の終わりに

 

毎年恒例の様にあっという間に今年も終わってしまいました!と言いますが、皆さんはどんな一年でしたか?
先にも書かせて頂きましたが、今年はワガノワメソッドの勉強を一からさせて頂き、改めて根気が必要だと感じました。
バレエは地味で厳しいレッスンではありますが、続けることで結果が見えてくる。
ですので1日も無駄にできない日々でした。
すべき事が多過ぎて、もともとゆっくりと過ごすことが好きな性分の私にしては頑張った一年でした。

さて年明けはアセスメントからスタートして、3月にはイタリアに生徒2人を連れてセミナーと合同公演に参加してきます。
そして2年に一度の発表会がまた海外からのゲストと現在海外で活躍中の卒業生をまじえて8月に開催予定です。
また忙しい一年になりそうです!
写真は少し遅れたクリスマス会の様子です。来年初舞台の生徒さんも多くいますので、少しでもお勉強になればと思ったのですが、楽しんだだけだったかな?
うちは小規模なスクールなので皆んなが姉妹の様に協力し合っています。そういったところが素敵な作品になって、皆様にお見せ出来ることと思っております。
それでは皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。新しい年にたくさんの幸せが訪れますように!

Processed with MOLDIV

レッスン回数

台風一過で10月とは思えない暖かさですが、キンモクセイの香りがどこからともなく漂ってきて、季節の変わり目を感じます。
さて、今日はレッスンの回数についてお話ししたいと思います。
結論からいうと多い方がいいです。
ただし、しっかりとoffは作らないとダメです。海外のバレエ学校では毎日かけて学んでいくものを週一で、しかも体調を崩してお休みすると月3回。バレエのレッスンは個人レッスンではないので、内容を進めていくと明らかによく理解できてない部分ができて、差がでてしまう。とは言えバレエが全てではない方がほとんどですから、強制はできないし、せっかく入門して頂いても、バレエを習っていたというより、体験した事がある。で終わってしまうことを残念に思うのが本音です。何年生になったからトウシューズを履くとか、一人で踊れるようになるとか、ではなく基本が出来上がってきたら可能なのです。ですから教師は毎回のレッスン、気を抜くことができないのです。数少ないレッスンの中で沢山の事を教えていかなくてはならないからです。そして遅刻は厳禁です。忙しいスケジュールの中でも、少し早く稽古場に入り気持ちをバレエに向かわせる。時間の使い方の上手な方々はこういった切り替えができているのではないでしょうか。
バーレッスンのプリエ、タンデュ、ロンドジャンブ、これが全ての動きの最も重要な要素なので、これらの学習なしに、いきなり来てグランバットマン、あり得ません!
習い事をするのにはある程度の覚悟が必要だということなのです。
時の流れはあっという間ですから無駄にはしたくないですよね。 別にバレリーナになろうと思っているわけではないから。。ですか? いいえ、例えバレリーナを目指していなくても、子供達が広い意味で心身共に健康で成長するために、しっかりと考えなくてはならない大切なことです。
こんな事書いてしまったら、生徒さん減ってしまうかしら。でもね、私はこれが全てで生きて来て、今まで40数年間かけて経験して来た事学んで来た事を全て私の生徒に渡したいわけですからこのくらい思って当然ですよね(^^)
今日はこの辺で。ワガノワバレエアカデミーの二年生のレッスンをぜひご覧ください。
https://youtu.be/w88w5SC7Co8

iPhoneから送信

平成最後の夏

ブログ、随分と空いてしまいました。
読んでいただいている方には、申し訳ありませんでした。さて、この夏猛暑の中、地震や台風、豪雨など各地で天災が続き、被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。幸いにも今のところ被害が出ていない私達は感謝の気持ちを忘れずに過ごしていきたいものです。

ヨーコバレエでは7月末に初の日立市芸術祭参加の合同公演があり、毎回のことですが、いろいろな課題を残したものの、無事終えることができました。8月に入ってすぐには、全国合同バレエが新国立劇場にて催され、我がスクールからも参加者がおりまして、コンテンポラリー作品を演じました。合同バレエはバレエ協会主催の若手ダンサーのための公演で、私自身も若い頃何度も東京までリハーサルに通って出演させて頂いた歴史ある公演です。
若いエネルギーを感じる舞台であり、コンクールばかりが目立つ昨今で、とても有意義なものと思いました。
8月中旬には、ゲストを招いての講習会も2日間ありました。難しい内容でしたが、毎日レッスンする事が当たり前の世界でこのぐらいの年齢でこのレベルは出来てもいいという感じで、今後の目標にしてもらえたらと思います。
そして9月に入った今、また次の目標のために、基本レッスンに力を入れている毎日です。夏が終わると学校生活も落ち着いて来て、レベルアップには最良の時期なんです。私自身もワガノワメソッドを一から学び直す事にしまして、あまりの学習量にアップアップしている状況ですが、忙しい合間に頑張っています!
写真は、7月の舞台の様子と8月の講習会の写真です。