ご報告

おかげさまをもちまして、25周年記念バレエフェスティバルを無事に閉幕できましたことをご報告いたします。ご来場いただきました皆様には、マスク着用、検温、お名前、ご連絡先のご登録等、御協力いただきましたことに心より感謝申し上げます。お預かりいたしました個人情報は7月末をもちまして丁重に処分させていただきます。

さて現在生徒さんたちは達成感と共に次なる目標に向かって日々レッスンに励んでおります。私はというと正直、しばらくバレエから離れていたいところですが、何をしていても考えることはやはりバレエのことで、誰かと脳を交換しない限り呪縛から解放されないという現実を受け入れるしかない状況です。

本番は皆さんよく頑張ってくれました。特に高等科のアンサンブルのチームは、シンデレラにおいてとても長い振付を覚え、作品の完成に大きく貢献してくれました。とはいえ生徒さんですからまだまだ細かい部分を修正していく必要性はありました。思うようにいかなかった理由は何なのかしっかり見直して次へと繋げていってほしいです。周りからの評価もなかなかで、最もうれしかったのは再演してほしいと言っていただけたことです。発表会を再演してほしいなんて、それだけ楽しんでいただけたと思うと、頑張った甲斐があったと喜びでいっぱいになりました。

今回振付、練習、本番と通して一番思ったこと、それは生徒さんたちに感情表現をもっと大切にしてほしいということです。表に出すのが苦手とかいう問題ではないのです。感じていないように見えてしますことが問題なのです。ただでさえコミュニケーション不足の世の中に、コロナ禍の状況が続き、どんどん心配な状況に陥ってきている印象です。例えば 発表会どうでした? と聞くと無表情で、 楽しかった。と……テストで正解を答えているみたいに。本気こそが相手を動かすのです。それに相手を理解しようとする時、様々な感情を想像し、そこから思いやりが生まれるのだと思うのですが。なぜそのような子たちが多いのか、それぞれの背景まではわからないので一方的にいうことはできませんが、感情を引き出していくことも今後の教師としての課題のひとつかなと思います。

舞台で頑張っている生徒さんたちの様子はまた写真が出来上がりましたら紹介したいと思います。