みらいに向けて思うこと

皆様、こんにちは! コロナウィルスもピークを過ぎたようでスタジオでも完全ではありませんが、レッスンを再開しております。世間では新しい生活様式とかでコロナとの共存を考えていこうという方向に向かっているようです。そして今もなお見えないところで多くの人たちが、私達の日常を支えていくために努力をしてくださっていることに心から感謝いたします。ですが正直、未来に不安が残ります。このような事態に備えて様々なことがICT化されつつありますが、この機に初めてオンラインレッスン、LINEなど始めてみて、確かに最初は好奇心で楽しいですが、私の中では、これはあくまで緊急手段として置いておくべきだという考えに至りました。  レッスンでは一人一人の様子を観察し、それぞれに違う褒め方や注意の仕方、そして手取り足取り、より一層興味を持ってくれるような説明の仕方など試行錯誤で指導をしてきました。決して容易ではありませんが、生徒たちは舞台上で、憧れの衣装をまとい、幸せそうな笑顔でスポットライトを浴びて、たくさんの拍手や声援を頂き、誰もが主役になります。そしてそれを励みにもっと前へ、もっと前へと進んでいく。そんな姿を幾度となく繰り返し見届けてくることができた幸せが今も私を支えています。

仕方がない状況とはいえ、生徒も私もマスクを着用、極力触れずに距離をとって指導、生徒同士の距離..余計な会話は避ける、触るたびにバーなどの消毒。誰がこんな事態を予測できたでしょう。

先日舞台活動等のガイドラインを拝見させていただきましたが、愕然としました。この先いったいどのように子供たちを守り、芸術活動を続けていけばよいのか、今は良い考えが浮かびません。命が最優先ですから、感情論では解決できません。いや、もしかしたらすべては杞憂に終わり、元のような生活に戻れる日が来るかもしれません。いつか来るその日のためにただただ1日1日、一歩一歩進んでいくしかないのでしょうか。

頑張ります! 見つけられるはずです。出口のないトンネルはないと信じます。