本を読むこと

梅雨入りしましたね。
生徒さんたち湿度の高さに負けず、リハーサル頑張っています。
さて今日は私が余暇に楽しむことの一つ 読書です。本屋さんが好きな方はたくさんいると思いますが、私もその1人です。うろうろと長い時間いて目に止まったタイトルで、こんなタイトルだとおっ!と思わせられるのかと興味が湧きます。
私は映画を観る前に必ず原本を読みます。沢山想像して楽しみに映画館に行くと、期待どうりだったりハズレだったり。ありがたい事に私は自分の表現したい事を作品に活かして発表できる立場にいるので、これはとても勉強になります。
バレエに関する本は自伝をよく読みます。最近出会ったのはオペラ座のアニエス・ルテテュスの自伝。あまりバレエを知らない方には難しい内容かもしれません。しかし彼女の考え方に共感したり驚かされたり、エトワールも同じなんだなって。世界にはたくさんのバレエ団が存在しますが、私はパリオペラ座が大好きです。(バランシンの作品が好きなのでNYCBも大好きです)オペラ座のクラシックバレエのコールドの美しさや著名な振付家たちの作品。一度オペラ座ガルニエ宮にも訪れたことがありますが、こんな素晴らしいところで教育を受けることができたなら、意識が全く違うだろうなと感じました。そこにいる自分が全く違う人間に思えました。

話題を本に戻しますが、オペラ座バレエ学校は超エリート教育ですから、そこからエトワールになるということは本当に凄いことです。アニエスさんはその辺サクッと書いてあるところやはり素材の違いでしょうね。彼女の代表作の椿姫など彼女を少し知ってから作品を観るとまた感動は大きくなります。それからこういった本は、ちょっと行き詰まった時に読むと、自分はまだまだだな。ちょっと思い上がっていたかなと反省しつつまた前に進む事ができます。はい、ですから生徒さんたちはまだまだすべき事がいっぱいありますからね。伸び悩むなんて事はあり得ないのですよ。それは人生半分ぐらいまで(100までいきるとして)来て息切れした時に、感じていい事です!


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